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August 10, 2024

道南の小渓流 NO3 ~ファーストランを狙って~

◯画像をクリックすると大きくなります。
◯釣行日 2024年7月中旬
◯YOUTUBE動画リンク https://youtu.be/hHTitsfkoaM

師匠が不在の7月中旬、久しぶりの単独で道南の渓に出掛けてきた。本当は週末にアタックする計画を立てていたが、週末は雨予報の日が数日続いていたため、早めに出発することを決めた。昔から私は、どちらかと言えば単独釣行が多かったが、還暦を過ぎてからは、若い頃以上に慎重になっているように思う。体力や筋力の低下で、イメージ通りに身体が動いていないと感じることが多くなった。フィールドでなにかトラブルになったり、ハプニングが起きたりすることを必要以上に心配をしている。不注意から怪我をして動けなくなったり、ヒグマに遭遇したり自然相手の遊びであるから常に危険と隣り合わせであることは、今まで以上に自覚しなければならないだろう。家族に迷惑は掛けたくない・・。

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今月初めにゲストを迎えた釣行から2週間近く経っていたが、川岸のイタドリやイラクサの類はさらに著しく高く伸びていた。もともと川幅狭い流域である。入渓近くのいつも必ず反応のあるポイントも両岸から草木が覆い被さりまともにキャストができる状況ではない。目の前の川全体がボサで覆われているので、キャストしても核心部にルアーを入れらない。ミノーのシンキングやスプーンでは、ピンキャスが決まっても入り口で沈んでしまう。そんな時に効果を発揮するのがフローティングミノーである。ダウンの釣りとなるので、キャストなどせずに手前に落としてベールを起こし、そのまま流れ下るミノーを見送る。ミノーがボサ下をゆっくりと流れていく。そろそろかなとという頃合いで、ベールを戻し逆引き・・。アメマスが居れば即ドンッ!・・。そんなイメージでフローティングミノーを送り込むとイメージどおりにアメマスが出てくれた。型は35cmくらいのアメマスであった。

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魚影はそんなに濃く無かった。それでも全く居ないというわけではなく、ここぞというポイントではアメマスがミノーに喰らいついてきた。しかし、キャストは問題無いのだが、ボサが酷くて両岸のボサにラインが絡まり、掛けてから取り込むまでが大変であった。雨がしばらく降っていない状況が続いていたため、この流域も水量は少ない。水量が多い時に大型のアメマスが潜んでいた深みは、底が見えている。アメマスの特に大型は身を隠せる場所に潜んでいることが多い。両岸のえぐれたボサ下や倒木下などは恰好の隠れ場所なのだが、水量が少ないとより神経質になってしまうようだ。

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上流側は居付きイワナが前回よりも数が少なくなったような気がした。こんな水路のような川であるのに、前回には無かった釣り人の痕跡があった。2週間くらいの間にこの流域は釣り人が入っていたのかもしれない。

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なんとかミノーを送り込めるポイントは、期待通り反応はあった。しかしショートバイトが多く、バラシも多かった。アベレージは40cm、最高でも50cmに届かなかっただろう。下流側に進むとさらにボサが酷くなっていく。これ以上進むのは無理と判断した所は無理をせず脱溪し、しばらく川岸を歩いては入れそうな所からまた川に戻る。そんな感じで釣り下って行った。

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後半は集中力が切れたのかさらにバラシを連発。良型のラインブレークで意気消沈・・。おまけに気温が高く暑い。川にどっぷりと浸かっている時には、比較的水温が低いので暑さは感じなかったが、陸に上がって少し歩いただけで、全身から汗が吹き出してくる。アメマス不在で、小イワナが多くなってきたので本日は無理をせず撤収することを決めた。

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