ボサ下の砲弾アメマス 道南の小渓流ファイナル
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◯釣行日 2024年7月下旬
◯YOUTUBE動画リンク https://youtu.be/0Kjt8eG5FNE
春から夏の道南の小渓流ファイナルと銘打って出掛けてきた。もちろんターゲット遡上アメマスである。まだ数は少ないがアブも飛び始め、体にまとわりついてくる。あの憎き特定外来生物のオオハンゴンソウもつぼみの状態である。おそらく来週には一斉にあの黄色い花を咲かせることだろう。この花が川幅の狭い溪の両側に大量にあると、釣りには非常に厄介なのである。茎も葉も花弁も強烈に堅い。ラインやルアーのフックが引っ掛かり、抜こうとしても容易に抜けてこない。無理をするとロッドが折れてしまう。私は過去に2度ロッドをこの花のせいで折ってしまったことがある。自分の不注意であることはわかっているのだけど、私にとっては憎き奴なのである。8月は義母に「お盆の時期は殺生するもんでねえ!」と言い聞かされているのでお盆の時期は外し、ソルトとカルデラの釣りを予定している。まあ、現役時代はお盆の時期しかまとまった休みが取れなかったので、この期間にカラフトマスを狙って知床まで走るのが毎年の恒例行事であった。
相変わらず水量が少なく、アメマスは神経質になっていたようだが、倒木下やボサ下、バンク下などセオリー通りの所に潜んでいた。ドクガの幼虫が散見されるので、両手首が露出しないよう、また0.1mmのドクガの毒芯毛が通過できない生地のものを装着するなど完全防備で臨んだ。今回も張り出したイタドリやボサ下に潜んでいる良型のアメマスからのバイトが多かった。イタドリが水中に没しているわけではない。イタドリが被さった水面は、上空から見えないので外敵から身を守るのに都合が良いのだろう。また葉から落下するテレストリアル(陸生昆虫)をアメマスたちは待ち構えていたのかもしれない。
相変わらずアメマスが定位している流域とそうでない流域がはっきりしていた。入渓直後に3連続バラシを喫し、一時はどうなるかとも思ったが、イワナ交じりで良型のアメマスも釣れ、結果的には十分に楽しめた釣行であったと思う。
気温、湿度ともに高かったが、やぶ蚊の類はあまり気にならなかった。アブが姿を消す秋になるとやぶ蚊の狂暴性は6月、7月の比ではなくなる。ティートバリバリの防虫剤ウルトラソンが効果的だが、ちょっとでも隙間があると容赦なく刺してくる。肌と密着しているところは服の上からも刺される。市販の柔なスプレー式の防虫剤では歯が立たない。ウルトラソンは日本では販売していない。アメリカからの個人輸入となる。仲介業者があるので、購入はそんなに難しくない。友人にお聞きすると私は薬局で売っているのを見たことは無いが、ディート30%入りの国産のスプレー式防虫剤もあるらしい。
すでにスボーニングの体制に入っている全体的に黒ずんだアメマスも釣れた。やはりもう少し水量が欲しい。前述した通り、居てもなかなかルアーを追わない。また喰ってきてもショートバイトも多かったような気がする。必然的にバラシも多かった。ポイントに何度もルアーを流し込み、居ないと判断して横を通り過ぎると大きな影が走る。機会があればキノコが旬の秋に再訪したい。キノコも楽しみだが、産卵後の荒食いの時期にぶち当たることを期待したい。































































































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