道南の本流NO2~ターゲットは遡上アメマス~
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◯釣行日 2024年6月中旬
◯YOUTUBE動画リンク 7月20日(土)17:00UP予定。
*今週末不在のため、先行UPです。
6月も中旬を過ぎた、そろそろ遡上アメマスの本隊も上流域まで遡っているのではないかと思い、道南の本流へ出掛けてきた。師匠は1日遅れで合流する予定である。初日、ゆっくりと我が家を出発。昼過ぎに現地に着いた。さて、どこの流域に入ろうか。明日、師匠と合流後に入る予定の流域は決まっているので、抜け駆けして先に入るわけにもいかない。時間の制約もあり、ロングコースの選定はできないので、釣り人が入りやすい流域ではあるが、ショートコースへ久しぶりに入ってみることに決めた。
本日、到着時の午後の気温が26度。強烈に暑い。半袖短パンで溪に浸かりたいくらいであるが、吸血昆虫(正確には昆虫ではない)が狂喜乱舞しているこの時期、ジャケットを着ないわけにはいかない。藪の中も掻い潜るので、毛虫やドクガなどの防虫対策にフードも必要だ。この流域を選定して失敗したと思った。こんな暑い日はウェーダー越しであってもどっぷりと水に浸かり、ウェーディングしながら釣りをしたかった。この流域はウェーディングできる場所がほとんどないのである。川縁を藪漕ぎしながら移動していくしか術がない。1本バラシの後、そんなに大きくは無いが2本のアメマスが釣れた。
2本目のアメマスを釣った頃からリールを巻くと異音がするようになった。3本目のアメマスを釣り上げ、リリース後にリールを巻くと、突然巻けなくなってしまった。1本目までは全く問題無く動いていたのに・・。水に漬けたり、ぶつけたりした覚えはない。無理やり力を入れてハンドルを回すと動くことは動くがスプールが上下していないのだ。今年3月に購入したばかりの「24 ツインパワーC3000XG」である。保証書は付いていない(ショップの店員さん曰く、ステラも含め保証書は無くなったそうだ)。でも原因がわからないので、現在メーカーにその究明と修理を依頼している。
撤収も考えたが、どうしても流したいポイントがこの先にある。そこまで行って、撤収することにした。リールが思うように巻けず難儀したが、そのポイントでなんとか今日一のアメマスをランディングできた。その後強制終了。強烈な藪を潜り抜け、無理やり脱溪した。車に戻った時には脱水症状寸前であった。
翌朝、リールを取り換え、合流した師匠と予定していた本流に入る。入渓後、下流側に向かってスラロームを掛けるのがセオリーであるのだが、師匠は相変わらずフローティングミノーを巧みに操り、良型のアメマスを釣り上げていた。
瀬から深みへと続くポイントでラパラを引っ張っていると、下流側から黒い影が走りミノーに喰らいついた。上流側へ誘導しながらなんとかランディング・・。体腔のあるコンディションの良いアメマスであった。計測しなかったが50cmくらいであろうか。長さよりも太さが際立っていた。良型はこの1本だけであったが、姿が見られて良かった。
月半ばになってもこの流域の魚影はそんなに濃くは無い。それでも全く居ないというわけではなく、流域によって魚影の濃さにムラがあるようだ。釣り人も全く入っていないとは思えないが、遡上アメマスの本隊はまだ下に居るのかもしれない。これからもチャンスがあれば通ってみたい。
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