新緑の西別川釣行 DAY2~バイガモ棲息 境界線の流域を彷徨う~
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◯釣行日 2024年6月上旬
◯YOUTUBE動画リンク https://youtu.be/-wF8BVhIqrQ
西別川遠征2日目、当初の予定よりも早く到着した師匠と午後から河畔で合流する。翌日は午前中に潮干狩り、午後からは西別川に戻って釣りを予定していて忙しいので、本日は計画通りウド、ワラビ採りを先に行うことにした。ワラビ採りのYouTube動画は配信済みである。ワラビ採りを終えて夕刻、あまり時間が無かったが、私が昨日入った流域に潜り込むことにした。この流域はショートコースなので2時間くらいの時間が確保できれば、走破可能な距離である。
昨日の夕刻、足早ではあったが私が一度流した流域で、トラウトのプレッシャーは高くなっているのは必然である。しかし流石は師匠だ。型はそんなに大きくは無かったが、バイガモとバイガモの間にうまくミノーを流し、コンスタントにアメマス・イワナを釣り上げていった。流れの際にあった倒木下にミノーを送り込み、40cmくらいのアメマスを引き摺り出す。遡上か居付きかは判別できなかったが、白斑の綺麗なアメマスであった。
3日目、予定通り朝に尾岱沼まで移動し、午前中は潮干狩りを楽しんだ。私は潮干狩りは初めてであったが、師匠のおかげで貴重で楽しい経験ができた。潮干狩りのYouTube動画も配信済みである。午後から西別川に向かう。実に忙しい。師匠と上流域を目指した。車が2台あるので入渓、脱渓に1台ずつデポしておく。時間に余裕が無いので、早速入渓ポイントに向かい、2人で足早に交互にポイントを探りながらスラロームを掛ける。数キャスト目に流れを逆引きしたミノーに黒い影が追う。次の瞬間小気味の良いバイトがある。小振りのアメマスが喰らいついた。その後も散発ながらアメマスやイワナからのコンタクトはあるが、釣果は型、数ともに伸びない。入りやすい流域なので、直前に釣り人が入ったのかもしれない。河岸は草が倒れ、釣り人が歩いたと思われる道がしっかりとできていた。極めて渋い状況が続いた。
上流域は川面全体にバイガモが漂っている、昔ながらの美しい面影を見られるのはこの辺りだけである。牧場横から下の流域で釣りをしていると牛の糞尿の匂いがずっと漂っている。牧場からの牛の糞尿や土砂の流出については行政も気にしているようだが、明確な改善策は打ち出されていないのが現状らしい。今年も残念ながら遡上ものの姿は皆無であった。やっぱり、年々数も型も少なく小さくなっているという感は否めない。ここ数年ニジマスも大きいのは釣れていない。私がニジマスを釣り、Wヒットで師匠がイワナを釣ったが、師匠のイワナの方が大きかった。
上流域は流されるような危険個所も少なく、比較的安心して釣りができるから釣り人も以前に比べると多くなっているようだ。この流域までアメマスが遡っていないのなら下流域へ迎えに行きたいところだが、一昔前によく入渓していた西春別界隈のポイントは、濁りがひどくて今ではもう入る気は起こらない。観山橋の辺りでさえも既に強烈に濁っている。中流域でも往年のバイガモ漂う、澄んだ西別川への復活を切に願っているのは私だけではないだろう。
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