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June 29, 2024

道南の小渓流~ターゲットはランカーニジマス~

◯画像をクリックすると大きくなります。
◯釣行日 2024年6月上旬
◯YOUTUBE動画リンク https://youtu.be/b1Q_lKIixzI

道南釣行2日目。まだ時期的に早いと思ったが、道南の小渓流へ出掛けてきた。ここは、遡上アメマスの他にランカーニジマスも期待ができるフィールドである。昨年ももっと遅い時期ではあったが、運良く60近いニジマスをランドしている。メインは遡上アメマスであるが、まだこの流域までは遡ってきていないだろう。とりあえず調査目的で入渓してみることにした。

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予想通り、入渓してしばらくは居付きのイワナしか釣れなかった。しかし、ポイントごとに反応があるのは楽しい。このフィールド、かなり大きいニジマスも棲息しているようで、イワナの棲息環境が気掛かりであったが、今年も元気な姿が見られて良かった。

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入渓点から100mくらい下ったところで、左岸側のボサ下に目が止まる。何気なくミノーを下流側に放り込むと、ボサの奥から影が走り、いきなりミノーをひったくられた。左岸がバンクになっているポイントである。残念ながらランディング間際にバラシ・・。寄せの途中で白斑が見えた。この早い時期に大型のアメマスも遡っていることがわかり、以降期待しながらポイントを探っていった。しばらく反応が無いまま下ると、今度は右岸側のバンクポイントでドスンッというアタリ。相変わらずネットが役不足であったが、右往左往しつつも何とかランディングできた。痩せてはいたが60cmは超えているアメマスであった。

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さらに下り続ける。夕刻まで粘ったが、その後は小振りなアメマスと小ニジしか釣れなかった。この日はこれにてタイムリミット。撤収することにする。

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翌朝、前夜に合流した師匠と前日の午後に入った流域を再び探ってみた。入渓後、下流側に向かってスラロームを掛けるのがセオリーであるのだが、師匠は早速フローティングミノーを巧みに操り、良型のアメマスを釣り上げていた。

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瀬から深みへと続くポイントでラパラを引っ張っていると、下流側から黒い影が走りミノーに喰らいついた。流れが速く寄せるのが大変であったが、土手を降りてなんとかランディング・・。体腔のあるコンディションの良いニジマスであった。計測しなかったが45cmくらいであろうか。長さよりも太さが際立っていた。ヒットシーンを師匠が撮っていてくれたので、動画で活用させていただく。昨年に引き続き、大型のニジマスに出会えて良かった。

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まだハシリであるらしく、この流域の魚影はそんなに濃くは無い。それでも全く居ないというわけではなく、居る所には居るが、居ない所には全く居ないという感じで、ポイントによって魚影の濃さにムラがあった。

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過去にはこんな早い時期に入渓したことは無かったが、師匠とのWヒットなどがあり楽しい釣行となった。遡上アメマスの本隊はまだ下に居るはずである。このフィールドはこれからが本番であると思うので今後の楽しみとしたい。

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June 22, 2024

道南の本流で遡上アメマスを狙う

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◯釣行日 2023年6月上旬
◯YOUTUBE動画リンク  https://youtu.be/8G9GOvi1sl4

師匠と大沼で合流する。しかし、風向きが変わった昨日の午後同様、全くアメマスからの反応は得られなかった。完全にアメマスの群れはどこかに行ってしまったようだ。それで、師匠と相談の結果、場所を大きく移動して、アメマスの溪へ訪れることにした。まだ時期的には早いと思ったが、この時期にその溪に入ったことが無いので、調査釣行ということでアタックすることにしたのである。

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しばらくは、居付きのイワナばかりでアメマスは釣れなかった。釣り人が入った形跡は無かったが、例年なら必ずアメマスからのコンタクトがあるポイントにアメマスは付いていなかった。撤収も考えたが、ここまで下って無理やり脱溪するのも大変である。とりあえず、予定していた脱渓点までは下ることを決めた。

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倒木が入り組んでいる下流側でアメマスがチェイスしてくるのが見えた。しかし、なかなかバイトに持ち込めなかった。同じアメマスなのか違うアメマスなのかははっきりしなかったが、ミノーをキャストする度に必ず反応がある。隣で師匠から激が入る。でもフッキングしない・・。師匠は複数本のアメマスの追いを確認できたとおっしゃっていたので、何本かの群れで定位していたのかもしれない。何度もキャストを繰り返し、やっとバイトさせることができた。40cmくらいのアメマスであったが、師匠がそのやり取りをカメラに収めてくれていたので、動画では活用させていただいた。

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1本釣れたところで、この流域までアメマスが遡っていることを確信し、スラロームを続ける。釣り人さえ入っていなければ、毎回ランカーサイズのアメマスが群れで定位しているポイントにたどり着く。このポイントで師匠に続き私もバラシ・・。大場所である。同じアメマスが師匠に続いて私のミノーに喰らいついてくることはあり得ないので、ここにも数本のアメマスが定位していたと思われる。

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相変わらず、流域によってアメマス居る居ないにバラつきあったが、ここぞというポイントでは反応があると嬉しい。私は連続バラシの後で待望の2本目。師匠はフローティングミノーの特徴をフルに生かして良いサイズのアメマスを釣り上げていた。

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私にも最大のチャンスが訪れる。瀬から続く深みにラパラを流し込むとズシンという重いアタリがある。それからが大変であった。1.2号のPEがドラグの滑りと共に強烈に引き出される。ブレークするのではないかと冷や冷やであったが、なんとか寄せる。52cmの砲弾アメマスであった。この時期にこの流域に入ったのは初めてであるが、ファーストラン(産卵遡上群)は大型の群れが多く、移動が早くて一気に上流域まで遡るのだと再認識させられた釣行であった。

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June 15, 2024

大沼

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◯釣行日 2024年5月下旬
◯YOUTUBE動画リンク https://youtu.be/lilhfoudLfs

春から初夏にかけての止水巡りも阿寒湖がゴールデンウィークの例の事故で中止となり、然別湖、そしていよいよ最後の大沼でファイナルを迎えることになった。道央・道南では、6月1日からヤマメが解禁となり、どこかのタイミングで山岳渓流に潜り込むことを画策しているけれど、ヒグマが怖くてなかなか足が向かない状態が続いている。今年も七飯のキャンプ場のバンガローをベースに、3泊4日の行程で大沼の釣行計画を立てた。3日目には師匠と合流予定である。

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初日はほぼ移動日。キャンプ場のチェックインを済ませてから夕刻に大沼に向かう。既に午後の3時を回っている時間であった。全く反応が得られないまま2時間が経過。そろそろ撤収を考え始めた時に55cmくらいのアメマスが突然釣れた。突然という言葉に相応しい出方であった。ピックアップ間際でバイトしてきたのだけど、ルアーを追ってきて手前で喰ったいう感じでは無かった。私の立っていた目の前2mの所にこいつ・・最初から居たんではないかな?そんな感じであった。その後反応無し。1本というのもなんだか・・。少なくとも群れでは無いようだ。辺りが薄暗くなってきたので初日の釣りは終了することした。

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大沼の釣りは、回遊を待つというスタイルは定番であるが、過去の釣りでは1時間以上ロッドを振り続けてもチェイスさえ確認できないことが多かった。自称山岳渓流師の私には耐えられなかった。長時間全くトラウトからのコンタクトが無い状態が続くと、モチベーションを維持するのが難しいのである。昨年は運良く過去8年間の中で一番大きな群れに遭遇し楽しい釣りができた。今回はちょっと時期的には昨年よりは早いが、ほぼ同じ頃合いである。2日目はキャンプ場で朝食後にアタックすることにした。この日は湖面に向かって右から左に強めの風が吹いていた。本日は昨日と違って一投目からそのエリア一帯、何らかの気配を感じていた。その予感は的中し、釣りを始めて間もない時間にアメマスから連続してコンタクトが得られた。

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最初は5gから14gのスプーンをローテーションしながら沖に放り投げ、なるべくスローでリトリーブで引っ張っていた。沖の水深は5mくらいで、底は砂地であるらしく、スプーンを着底させても根掛かりがすることは無い。しかし手前までくると大岩がゴロゴロと堆積していて、油断してスプーンを落とし込むと岩に引っかかってしまう。今回は、沖よりも比較的手前でのヒットが多かったような気がする。

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スプーンの反応が悪くなるとジグに切り替えた。ジグの方が反応が良い。やはりここのアメマスのベイトは基本的にワカサギなのであろう。だからワカサギをイミテートしたジグは効果的であったようだ。

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サイズは小さいのも釣れたが、この時点で50upも2本出ている。アベレージは45cmくらいである。昨年の方が数は釣れたが、サイズは今年の方が良かったと思う。

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お昼に近い時間に今日一のアメマスが掛かる。凄まじいパワーとトルクであった。寄せても私の周囲をぐるぐると走り回り、なかなかランディングネットに収まってくれない。やっとランディング・・。ネットから飛び出しそうになるので急いで水際に運び計測。60cmにわずかに足りず59cmのアメマスであった。まさに大沼の砲弾である。この一本で十分満足できた。お昼を挟んで午後から再び大沼へ戻る。風向きが変わった。午前中は湖面に向かって右から左に吹いていたのに逆向きになっていた。嫌な予感がした・・。その予感は見事に的中してしまい、全くアメマスからのコンタクトが無くなってしまったのである。群れがどこかに行ってしまったようだ。昨年は3日間、同じ所に定位していたのに・・。まあ、昨年が特別でこれがいつもの大沼の釣りである。

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お馴染みの白ピンクスプーン5gでの一本であった。

翌日、午前に合流した師匠と一緒に大沼でロッドを振る。風向きが昨日の午後と同じ。昨日の午後同様、全く反応が無い。やっぱり昨日の午前中の群れは、どこかに行ってしまったようだ。師匠と相談の結果、大沼は諦め大きく釣り場を移動することにした。

PS
レックボタンを押すと15秒前、30秒前から録画できる『HIND SIGHT』の設定がOFFになっているのに気付かず、大沼、道南の本流、小渓流3つのフィールドの釣行動画がヒット後のシーンばかりになってしまいました。YouTube動画を視ていただいている皆様には大変申し訳ありません。ご了承願います。

 

 

 

 

 

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June 05, 2024

然別湖 DAY2

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◯釣行日 2024年5月下旬
◯YOUTUBE動画リンク  https://youtu.be/AUmZcc6qYCo

◯今週末も遠征予定なので早めのupです。

前泊の鹿追の宿から然別湖までの所要時間は車でゆっくり走って30分。今年から釣りは7時スタートなので、準備や受付の時間も考慮に入れると6時には到着したい。朝5時に起床し洗顔していると、同じ宿に泊まっていた数組の客も、5時過ぎにはバタバタと宿の階段を降り、車に乗り込んで出かけたようだ。昨日の夕食時も釣りの話で盛り上がっていた様だから、おそらく私たちと同様、本日然別湖での釣りを予定しているのだろう。私と師匠も宿を5時半に出発し、然別湖へと向かう。

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天気予報は雨。現在はまだ降っていないが、本日は確実に雨に当たりそうだ。然別湖の特別解禁は朝7時スタートに今年からレギュレーションが変更になった。以前にも記したが、陽の長いこの時期、山間部でも4時には完全に陽が上がっているので朝マヅメの時間帯を狙ってみたいが、管理運営するスタッフの負担も考えると仕方がないところであろう。6時半ごろから釣り人を集めて、スタッフからレギュレーション等についての説明やポイントの紹介、基本的な釣り方などを釣り客にレクチャーするガイダンスが開催される。私たちも参加したが、初めて然別湖を訪れた人にとってはありがたい企画であると思う。

7時前にはボートに乗って湖上で開始の合図を待つ。7時の号令とともに釣り師たちは一斉に思い思いのポイントにボートを漕ぎ出していく。音更湾のポイントまで、有料(1000円)でボートで曳航してくれるサービスもある。ボートを漕ぐ体力の無い人や一早く目指すポイントに駆けつけたい人にはありがたいサービスなのだろう。私は、ハーリング(ボートの推進力を使ってルアーを引っ張る釣法)での釣りもここでは楽しみにしているので利用したことは無い。

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ハーリングを開始して湖のど真ん中を進んでいくと本日初のミヤベイワナが釣れた。さらにもう1本追加。昨日は風が強すぎてハーリングをしてアタリがあってもラインがたわんで合わせが遅れ、バラシが多かった。本日は問題は無さそうである。

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然別湖釣りでは、毎年私が真っ先に向かうお気に入りのポイントがある。それは「イワナ岬」から「音更湾北岸」のエリアである。昨日は強風のため、エリア制限が掛けられ、ここに行くことはできなかったが今日はOKである。風向きにもよるが、境界線中央からこの辺りをハーリングを掛けたり、反応があった所ではボートを停めて、キャストの釣りをしたりしながらミヤベイワナの小気味よいアタリを楽しんでいた。しかし今回は音更湾北岸の反応がいまいちで良くなかった。逆に南岸エリアや境界線界隈の方が魚影が濃いようだ。解禁当初は比較的水深の浅い所を回遊しているので、湖のど真ん中でも反応があった。

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解禁当初は、どのポイントでも好調に釣れる。ミヤベは湖岸近くでも釣れたが、一番反応が良かったのは境界線から離れた湖のど真ん中である。ハーリングを掛けて反応があった所でボートを停め、キャスティングで釣るといった感じて数を伸ばしていった。

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休憩がてら音更湾の奥に上陸した。そこでキャストを繰り返していると40cmに近い良型のミヤベイワナが連続でヒットした。

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前日は風が強くてボートがかなり流されたが、本日は断続的に雨は降り続いたが風は弱く穏やかな1日であった。珍しくミヤベイワナオンリーで、サクラマスやニジマスは釣れなかった。それでもミヤベイワナは40cmには届かなかったが30cm後半のサイズは10本以上、トータルで25本くらい釣れたのではないだろうか。本日中に我が家に帰るため、定刻よりも早めに船着き場に戻った。初日は風が強くて大変であったが、2日目は霧が薄っすらと立ち込める幻想的な景観の中、のんびりと然別湖の釣りを満喫できた。

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