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◯釣行日 2022年 6月上旬
◯YOUTUBEリンク https://youtu.be/euZu4ZjKLlE
現役時代には頻繁に利用していたもので、リタイア以降全く利用しなくなったものがある。その一つが高速道路だ。現役時代は道東方面に遠征を計画した時に、金曜日か月曜日に有休を取得できればまだ少しは時間に余裕があったが、休みが土日のみの時は、金曜日の勤務を終え、背広姿のまま高速道路を使える所は全て使って、夜掛けで道東に走り抜けた。土曜日と日曜日の午前中まで釣りをし、日曜日の午後からもちろん高速を利用し、一気に帰還したものである。睡眠不足も甚だしいが、月曜日からは通常通り勤務に就いた。つくづく元気であったなあと思う。現在、時間だけは十分にある。初日と最終日は移動日に充てることもできるようになった。そのため急ぐ必要は全くない。現在では、よほど時間に制約がある時以外は、高速道路を利用することが無くなったというわけだ。



我が家から虹別まで400km弱、車で下道を走ると6時間半といったところか。初日朝の5時に我が家を出発し、予定していた流域の橋に到着したのが11時半であった。午後から予定の流域を釣り下る。




今から25年前くらいになるのであろうか・・、インターネットが普及する前のパソコン通信時代、ニフティーに釣りフォーラムがあり、淡水系山岳渓流の釣りを好む人たちが集う「瀬音」という会議室にアクセスしていた時期がある。この会議室はもちろん全国版なのだが、その当時北海道からアクセスしている人は少なかったと思う。
その時にやはり「瀬音」にアクセスしていた札幌のH氏、現在は札幌にお住まいだが、その当時は釧路在住の師匠ことM氏と知り合ったのである。知り合ったと言っても、その時点では直接お会いしたわけではない。あくまでもネット上でのお付き合いであった。私は彼らよりも1年くらい後に参入したので、当初は知らなかったのだが、H氏が出張で関東方面に赴いた時に、普段通信でレスを交わしていた関東勢の仲間たちが迎撃のためのOLD(オフラインドリンキング・・早い話が飲み会)を彼のために開いてくれたそうだ。その折に、是非北海道でもOLM(オフラインミーティング・・早い話が直接お会いしての釣り会)を開いて欲しいとの話で盛り上がったそうだ。
それで当時帯広に住んでいたH氏は、釧路在住のM氏と相談し、翌年の1997年、西別川をメインフィールドにして、1回目の北海道OLMを開催したそうだ。私が初めて北海道OLMに参加したのは1998年、2回目からの参加で、初めてHI氏やM氏、現在中標津在住のT氏をはじめとするたくさんの本州勢のアングラーに直接お会いできたのである。その時のコミュニティーがきっかけで、今でも付き合いが続いている友人もいるというわけだ。

以前は西春別あたりの中流域に入っていたのだが、10年くらい前から、この中流域の濁りがひどくなっていった。雨の影響ではなく、牧草地や畑から流れ込む土砂の所為であろうと言われている。西別川は通常の山岳渓流のように流れが、表層は早くてボトムは遅いといったようなことは無く、表層からボトムまで同じスピードでずっしりと重く流れている。スプリングクリークの川であるため、川原が少なくほとんどウェーディングしながら下っていくことになる。
底が見えないために、うっかり踏み込み腰まで浸かってしまうと、もう後戻りできなくなり、流されるしかないのである。だから、その当時は、ポイントに熟知した人を人間水深計にして、先頭に立って渡渉してもらうか、流されることを前提に水が入らないスリムウェーダーやラフティングジャケットなどを着用しての釣りであった。事実、私も含め、友人たちの中にも流された経験を持つ人は多い。歳を重ね、最近ではそんな釣りに身の危険を感じ、中流域に入ることは少なくなった。比較的安全な上流域でも意外な大物が潜んでいることを知ったこともあり、ここ数年は上流域を中心に入渓している。しかし、その上流域も最近は濁りが強くなってきていると感じる。今の私には観山橋よりも下流でウェーディングする自信はない。
ここ数年、釣れる型も数も小さく少なくなったような気がする。一昨年あたりから遡上アメマスが釣れない。居ても数はかなり少ないと思われる。それでも幼少の頃からの憧れの川・・西別川であるから年に最低一回は通わずにはいられない・・。

1本だけ大型のニジマスを掛けたが、ジャンプ一発でバレ・・。その後そのバラしたニジマスにフックを伸ばされていたことを気付かずに、以降10本くらいのアメマスをバラしてしまった。確認ミスだね。
結局大きいのは釣れなかったが、数はまずまずであったと思う。
翌日も中標津の友人T氏と西別川の釣りの予定であったが、師匠ことM氏が釧路の同僚とこの川に入り、狙う予定の流域も同じであることを知ったため師匠たちにその流域を譲ることにした。私はT氏の案内でオホーツクの山岳渓流を探り、最終日にまた西別川で釣りをすることを決めた。
オホーツクの山岳渓流釣行に続く。
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