October 13, 2024

BLOGの休止について

日頃から当BLOGを視ていただいている皆様、ありがとうございます。

当面の間、当BLOGは休止させていただきます。

釣行の様子は、YOUTUBEをご覧ください。

スローライフ - YouTube

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August 31, 2024

ボサ下の砲弾アメマス 道南の小渓流ファイナル

◯画像をクリックすると大きくなります。
◯釣行日 2024年7月下旬
◯YOUTUBE動画リンク  https://youtu.be/0Kjt8eG5FNE

春から夏の道南の小渓流ファイナルと銘打って出掛けてきた。もちろんターゲット遡上アメマスである。まだ数は少ないがアブも飛び始め、体にまとわりついてくる。あの憎き特定外来生物のオオハンゴンソウもつぼみの状態である。おそらく来週には一斉にあの黄色い花を咲かせることだろう。この花が川幅の狭い溪の両側に大量にあると、釣りには非常に厄介なのである。茎も葉も花弁も強烈に堅い。ラインやルアーのフックが引っ掛かり、抜こうとしても容易に抜けてこない。無理をするとロッドが折れてしまう。私は過去に2度ロッドをこの花のせいで折ってしまったことがある。自分の不注意であることはわかっているのだけど、私にとっては憎き奴なのである。8月は義母に「お盆の時期は殺生するもんでねえ!」と言い聞かされているのでお盆の時期は外し、ソルトとカルデラの釣りを予定している。まあ、現役時代はお盆の時期しかまとまった休みが取れなかったので、この期間にカラフトマスを狙って知床まで走るのが毎年の恒例行事であった。

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相変わらず水量が少なく、アメマスは神経質になっていたようだが、倒木下やボサ下、バンク下などセオリー通りの所に潜んでいた。ドクガの幼虫が散見されるので、両手首が露出しないよう、また0.1mmのドクガの毒芯毛が通過できない生地のものを装着するなど完全防備で臨んだ。今回も張り出したイタドリやボサ下に潜んでいる良型のアメマスからのバイトが多かった。イタドリが水中に没しているわけではない。イタドリが被さった水面は、上空から見えないので外敵から身を守るのに都合が良いのだろう。また葉から落下するテレストリアル(陸生昆虫)をアメマスたちは待ち構えていたのかもしれない。

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相変わらずアメマスが定位している流域とそうでない流域がはっきりしていた。入渓直後に3連続バラシを喫し、一時はどうなるかとも思ったが、イワナ交じりで良型のアメマスも釣れ、結果的には十分に楽しめた釣行であったと思う。

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気温、湿度ともに高かったが、やぶ蚊の類はあまり気にならなかった。アブが姿を消す秋になるとやぶ蚊の狂暴性は6月、7月の比ではなくなる。ティートバリバリの防虫剤ウルトラソンが効果的だが、ちょっとでも隙間があると容赦なく刺してくる。肌と密着しているところは服の上からも刺される。市販の柔なスプレー式の防虫剤では歯が立たない。ウルトラソンは日本では販売していない。アメリカからの個人輸入となる。仲介業者があるので、購入はそんなに難しくない。友人にお聞きすると私は薬局で売っているのを見たことは無いが、ディート30%入りの国産のスプレー式防虫剤もあるらしい。

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すでにスボーニングの体制に入っている全体的に黒ずんだアメマスも釣れた。やはりもう少し水量が欲しい。前述した通り、居てもなかなかルアーを追わない。また喰ってきてもショートバイトも多かったような気がする。必然的にバラシも多かった。ポイントに何度もルアーを流し込み、居ないと判断して横を通り過ぎると大きな影が走る。機会があればキノコが旬の秋に再訪したい。キノコも楽しみだが、産卵後の荒食いの時期にぶち当たることを期待したい。

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August 25, 2024

Deep阿寒湖 ~灼熱のボートフィッシング~

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◯釣行日 2024年7月下旬
◯YOUTUBE動画リンク https://youtu.be/LWS8YO9LTO0

今年もこの釣りの季節がやって来た。過ぎ去ってみると一年という月日は本当に早く感じるものである。7月下旬の釣行前夜、仲間内が揃った宿での楽しい前夜祭の宴会の余韻を引き摺って、翌朝5時にフィッシングランドへ向かう。今回は、札幌から2名、旭川、帯広、中標津そして登別の私と総勢6名の参加となった。私の歳で下から2番目。皆さん釣りに関しては大ベテラン揃いなのである。私がこの釣りに興じるようになってから早いもので13年目を迎えた。

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真夏の湖の釣りと言えば、水温が上昇してしまってトラウトたちは深場に潜り込んでしまい、いわゆる夏枯れで釣りにならないことが多いのだが、阿寒湖は例外である。春秋の阿寒湖の釣りは、渡船を利用した場合、北岸のヤイタイ崎からイシカラ、恩根内崎、砂浜といったところをランガンかけて歩くか、大島、小島、ヤイタイ島に渡っての釣りであり、渡船しない場合は硫黄山川のインレットやポッケ、ジカタなどの湖岸からの釣りがセオリーである。しかし、この阿寒湖DEEPの釣りは、ボートに乗ったまま湖のど真ん中での釣りとなる。解禁明けから初夏のミッジやモンカゲロウなどの虫の釣りが終了し、水温が上昇した盛夏の時期が旬の釣りとなるのである。

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このDeep阿寒湖ボートフィッシングの概要については何度も過去エントリーで記しているが、当BLOGもわずかながら閲覧数が増えてきている。初めてこのエントリーを見る方もいらっしゃると思うので、一応記しておきたい。

阿寒湖のアメマスは初夏の時期、モンカゲなどのハッチする虫にしか反応しなくなる時期もあるが、基本的にベイトはワカサギである。阿寒湖には数か所、底が隆起しているポイントがあり、その深さが約10m前後と浅くなっている。夏の一定期間、この場所に新子のワカサギが集まる。必然的にこのワカサギを追っかけてアメマスも集結するという図式が出来上がるようだ。そのアメマスをボート上から狙うのがこの夏のDEEP阿寒湖の釣りである。

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まあ、ボート上からの釣り故、釣趣的に十分に満たされるものではないが、仲間内のお祭り釣行であり、表現は合わないかもしれないが、大人の遠足なのである。今回は全員ルアーマンであったが、もともとは生粋のフライマンが2人混ざっている。昨年のこの釣り以来1年ぶりにお会いする方もいたが、釣りをしている間、笑い声が絶えない。気心の知れた仲間であるからこそ成立する釣りであろう。

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ルアーでもフライでも、いったんボトムまで落とし込むことからこの釣りはスタートする。開始早々は爆発的に釣れると言っても過言では無いだろう。Wヒットどころか、全員にヒット!なんていうことも珍しくは無いのだ。ジグやスプーンなどを追って、ボトムから水面まで群れでチェイスしてくる姿が多くみられる。しかし、ボートはアンカーで固定されているため、時が過ぎるとアメマスがスレて少しずつアタリが渋くなっていく。後半になっても釣り続けている仲間は、腕もさることながら根性というか執念が違うといつも感じている。私なんぞは後半、ロッドを放り出して、仲間と雑談している時間の方が長いのである。

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朝のうちは霧が立ち込めてまだ涼しかったが、8時を過ぎる頃から既に気温が30度越えである。こんなに暑くなるのは想定外であった。ランディング時に飛沫が掛かり水浸しになるのが嫌でウェーダーを履いていたが、今回の釣行では暑くて我慢ができなかった。途中からウェーダーを脱ぎ捨てて釣りに興じていた。まあ、旧知の友人たちと元気にここで会えたことは何より嬉しい。また来年お互いに心身ともに健康で、元気にお会いしましょう。

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August 17, 2024

道南の本流 NO3 ~ターゲットは遡上アメマス~

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◯釣行日 2024年7月中旬
◯YOUTUBE動画リンク https://youtu.be/cHgU37IkUBc

久し振りに本流域を単独で目指すことにした。この流域は沈倒木が入り組んでいるポイントが多く、入渓直後から期待できるはずなのだが、しばらくの間どこをどう流しても全く反応が無かった。水線を歩かれたらわからないが、川岸の砂地に足跡は無かったから、直前に釣り人が入ったとも思えない(後から分かったことだが、友人が2日前にこの流域に入ったらしい)。しばらく雨が降っていなかったためか、ここも著しく水量が少ない。平水時の半分くらいである。

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200mくらい下った対岸に倒木のある深みで、ダウンクロスで流したミノーにアメマスが喰らいついた。やっと本日の1本目が釣れた。35cmくらいではあったが、ボーズを回避できたことを素直に喜んでいた。やはり水量が少ないと、釣果に著しい影響を与えているようだ。水量が多い時には大型のアメマスが潜んでいる深みは、前回の小渓流もそうであったが、渇水のため底が丸見えなのである。アメマスの特に大型は身を隠せる場所に潜んでいることが多い。両岸のえぐれたボサ下や倒木下などは恰好の隠れ場所なのだが、これだけ水量が少ないと浅すぎて、より警戒心が増してしまうようだ。

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いつも必ず反応がある倒木が入り組んでいるポイントに差し掛かる。このポイントのアメマスはベタ底に張り付いていることが多かったのでミノーはウルトラシンキングに替えた。狙い通り2本のアメマスがバイトしてくれた。しかし、動画の設定がなぜかタイムラプス(早送り)になっていて、せっかくのヒットシーンが台無しになってしまったことが残念であった。

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ここまでのアメマスのヒットルアー Tigris ウルトラシンキング 14g

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その後、ぽつりぽつりと拾い釣り。相変わらずバラシも多い。大きなアメマスをバラして小さい奴を釣り上げる。なんかちぐはぐな釣りが続いた。

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腹がオレンジ色の居付きイワナが連続で釣れたポイントがあった。ここも大型のアメマスが隠れている場所なのだが、一発目にイワナが釣れたということは、ここにアメマスは不在であったのだろう。イワナも下流に行くほど魚影が薄くなっていったように思う。目新しい足跡は見なかったが、下流側にも入渓ポイントがあるので、この流域は下流側から釣り上がって来た釣り人が入っていたのかもしれない。

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脱溪も近くなってきた倒木下のポイントで本日一の50upのアメマスが釣れた。その直前に右岸側の倒木下にもアメマスが入っていたようだ。とりあえず50upが釣れて満足できたが、いまいち魚影が薄い。最近釣り人が多くなってきたので仕方はないが、ここのアメマスは居付きではなく上流に向かって移動しているはずである。そのため下流側から遡ってきたアメマスと入れ替わりが期待できるのである。アブの飛び回る8月は封印して、秋になったら再訪してみよう。

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August 10, 2024

道南の小渓流 NO3 ~ファーストランを狙って~

◯画像をクリックすると大きくなります。
◯釣行日 2024年7月中旬
◯YOUTUBE動画リンク https://youtu.be/hHTitsfkoaM

師匠が不在の7月中旬、久しぶりの単独で道南の渓に出掛けてきた。本当は週末にアタックする計画を立てていたが、週末は雨予報の日が数日続いていたため、早めに出発することを決めた。昔から私は、どちらかと言えば単独釣行が多かったが、還暦を過ぎてからは、若い頃以上に慎重になっているように思う。体力や筋力の低下で、イメージ通りに身体が動いていないと感じることが多くなった。フィールドでなにかトラブルになったり、ハプニングが起きたりすることを必要以上に心配をしている。不注意から怪我をして動けなくなったり、ヒグマに遭遇したり自然相手の遊びであるから常に危険と隣り合わせであることは、今まで以上に自覚しなければならないだろう。家族に迷惑は掛けたくない・・。

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今月初めにゲストを迎えた釣行から2週間近く経っていたが、川岸のイタドリやイラクサの類はさらに著しく高く伸びていた。もともと川幅狭い流域である。入渓近くのいつも必ず反応のあるポイントも両岸から草木が覆い被さりまともにキャストができる状況ではない。目の前の川全体がボサで覆われているので、キャストしても核心部にルアーを入れらない。ミノーのシンキングやスプーンでは、ピンキャスが決まっても入り口で沈んでしまう。そんな時に効果を発揮するのがフローティングミノーである。ダウンの釣りとなるので、キャストなどせずに手前に落としてベールを起こし、そのまま流れ下るミノーを見送る。ミノーがボサ下をゆっくりと流れていく。そろそろかなとという頃合いで、ベールを戻し逆引き・・。アメマスが居れば即ドンッ!・・。そんなイメージでフローティングミノーを送り込むとイメージどおりにアメマスが出てくれた。型は35cmくらいのアメマスであった。

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魚影はそんなに濃く無かった。それでも全く居ないというわけではなく、ここぞというポイントではアメマスがミノーに喰らいついてきた。しかし、キャストは問題無いのだが、ボサが酷くて両岸のボサにラインが絡まり、掛けてから取り込むまでが大変であった。雨がしばらく降っていない状況が続いていたため、この流域も水量は少ない。水量が多い時に大型のアメマスが潜んでいた深みは、底が見えている。アメマスの特に大型は身を隠せる場所に潜んでいることが多い。両岸のえぐれたボサ下や倒木下などは恰好の隠れ場所なのだが、水量が少ないとより神経質になってしまうようだ。

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上流側は居付きイワナが前回よりも数が少なくなったような気がした。こんな水路のような川であるのに、前回には無かった釣り人の痕跡があった。2週間くらいの間にこの流域は釣り人が入っていたのかもしれない。

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なんとかミノーを送り込めるポイントは、期待通り反応はあった。しかしショートバイトが多く、バラシも多かった。アベレージは40cm、最高でも50cmに届かなかっただろう。下流側に進むとさらにボサが酷くなっていく。これ以上進むのは無理と判断した所は無理をせず脱溪し、しばらく川岸を歩いては入れそうな所からまた川に戻る。そんな感じで釣り下って行った。

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後半は集中力が切れたのかさらにバラシを連発。良型のラインブレークで意気消沈・・。おまけに気温が高く暑い。川にどっぷりと浸かっている時には、比較的水温が低いので暑さは感じなかったが、陸に上がって少し歩いただけで、全身から汗が吹き出してくる。アメマス不在で、小イワナが多くなってきたので本日は無理をせず撤収することを決めた。

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August 03, 2024

朱太川水系 ~ヤマメに逢いたくて~

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◯釣行日 2023年7月中旬
◯YOUTUBE動画リンク https://youtu.be/0z2CwIaSXno

朱太川は今から30年ほど前、ヤマメを専門に狙って釣行をしていた頃の私のホームリバーである。支流が多く、フィールドは多岐にわたっている。ずっと昔から道央圏では、ヤマメ釣りのメッカとして人気があった。その頃の私はヤマメにしか興味が無く、夜討ち朝駆けでアタックしていたものだ。今では、ターゲットがヤマメでは無くアメマスに変わったため、極端にこの川への釣行回数は減った。しかし、パーマークが美しいヤマメの姿を年に一度はしっかり見ておきたい。そのことが今回の釣行の目的である。

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黒松内の市街地から近い里川である。100%ではないが、私が毎年訪れているフィールドでヒグマと遭遇するリスクは極めて低いと思っている。支流の黒松内川や白炭川など山奥に行けば山岳渓流の様相の所もあるが、本流筋は概して平坦で釣りやすい。6月の解禁明けから多くの釣り人で賑わっていたことだろう。

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今回、ヤマメの解禁から1か月以上経過している。解禁ラッシュの釣り人の数も少しは落ち着いた頃だろう。そんな理由で、ここにアタックすることを決めた。もちろん橋から入渓するなんて馬鹿げたことはしない。

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著しく水量が少なかった。最近、お湿り程度に雨が降る日はあったが、その後カンカン照りが何日も続くという天候を繰り返していた。なかなかポイントからヤマメは出ない。川通しで行けない所は河岸に踏み跡がしっかりあったから、解禁以降たくさんの釣り人が入っていたのは間違いないだろう。しかし、河原の砂地には足跡が無かったから、ここしばらくは釣り人が入っていなかったのかもしれない。7寸止まりであったが、ミノーを流すと瀬を割って元気なヤマメが飛び出してきた。

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ロッドがミディアムクラスの6.9ft。ラインが16lbでヤマめにはオーバースペックであるのは承知しているが、この流域にはアメマスが遡上しているのである。ヤマメやイワナだけなら、ウルトラライトのロッドにラインは8lbで十分なのだけど、40upのアメマスが釣れるとこのラインシステムでは不安である。

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今回は入った時からアメマスの気配は感じなかった。今年の釣行は例年よりも1週間くらい遅かった。今時期、この流域のアメマスたちはファーストランだから著しく遡上スピードが速い。今回はそのアメマスが釣れなかったので、もうこの流域は通り過ぎ、さらに上流に行ってしまったのだろう。お盆過ぎあたり、アブなどの吸血昆虫が川に落ちたタイミングで、幅広ヤマメを求めて再訪してみたい。サビが入る前に・・。

 

 

 

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July 31, 2024

ゲストを迎えて道南の小渓流 NO2~ターゲットは遡上アメマス~

◯画像をクリックすると大きくなります。
◯釣行日 2024年7月上旬
◯YOUTUBE動画リンク https://youtu.be/gYPnefw43m4

東京からのゲストK氏を迎えて、師匠とともに道南の本流、小渓流を彷徨ってきた。k氏は今年春にも極東の釣りでご一緒している。過去にも阿寒湖DEEPの釣りや知床のカラフトマス釣行など、何度も一緒に釣りをしてきた仲である。今年もK氏の来道は夏の阿寒湖に照準を合わせていたのだが、仕事の関係で日程が折り合わず、道南で釣りをご一緒することになった。K氏が道南で釣りをするのは初めてのことである。

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まずは本流のとある流域に入ることにした。最近あまりまとまった雨が降っていなかったので渇水は予想していたのだが、思っていた以上に水量が少ない。しばらく私には居付きのイワナや小アメしか釣れなかった。しかし、師匠はラパラのフローティングを巧み操り、良い型のアメマスを釣り上げていた。師匠が良型を釣り上げたポイントは、私もミノーを流しいたはずなのに、最後尾からアメマスに口を使わせたのはお見事である。師匠にお聞きすると倒木下などただ漠然と流してもなかなかアメマスは喰いついてくれないようだ。奥の奥まで流し込みアメマスの鼻っ面までミノーを持って行かないと、バイトには持ち込むのは難しいらしい。

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大場所からはあまり反応が無いので、足跡はなかったが釣り人は入っているのだろう。私とK氏はしばらく居付きのイワナしか釣れない状況が続く。竿抜けを狙って丁寧にポイントを攻める。しばらく反応が無かったが、中間点を過ぎた辺りで小柄なアメマスが2本釣れた。

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夏の黄色いキノコタモギタケが旬のようだ。枯れたニレの倒木に群生しているのを見つけた。十分に採って食べられ状態であったが、味の好みは分かれるだろう。私は好きな味のキノコでは無いので、写真にだけ撮らせてもらった。鮮やかな黄色で綺麗なキノコである。

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本流の釣果がパッとしなかったので川を変えた。小渓流である。両岸のイタドリやイラクサの類が夏に向かって日に日に成長し、川に覆い被さって釣り辛くなる。今月の下旬頃になると、あのにっくき外来特定生物のオオハンゴンソウが黄色い花を咲かせ始める。入渓点からすぐのボサ下にスプーンを流し込むと、ボサの奥から影が走り、いきなりひったくられた。45cmくらいのアメマスであった。これは幸先が良いと思ったが後が続かない。居付きの小イワナは反応してくれるのでK氏を優先しつつ、3人交代しながらポイントを探った。

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さらに下流域へ移動する。とあるポイントでK氏に大きなアタリ・・。待望の遡上アメマスが釣れた。型は45cmくらいだろう。とりあえず、ゲストのK氏に型が見られて良かった。釣果的には満足というにはほど遠いが、3人全員遡上アメマスの姿を見られて良かった。ガイド役の師匠も安心したことであろう。

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July 27, 2024

道南の小渓流 NO2~ターゲットは遡上アメマス~

◯画像をクリックすると大きくなります。
◯釣行日 2024年7月上旬
◯YOUTUBE動画リンク https://youtu.be/zxbxfueeE28

後日東京からのゲストK氏を迎える予定があったので、その前哨戦として師匠と道南の小渓流へ出掛けてきた。ここは、遡上アメマスの他にランカーニジマスも期待ができるフィールドである。前回の釣行でも運良く50近い砲弾型のニジマスをランドしている。メインは遡上アメマスであるが、今年は魚影が薄い。とりあえず調査目的で入渓してみることにした。

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思っていた以上に水量が少ない。しばらく私には居付きのイワナしか釣れなかった。しかし、師匠はラパラのフローティングを巧み操り、良い型のアメマスを釣り上げている。倒木下などただ漠然と流してもなかなかアメマスは喰いついてくれないようだ。師匠にお聞きすると奥の奥まで流し込みアメマスの鼻っ面までミノーを持って行かないと、バイトには持ち込めないらしい。

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しばらく居付きのイワナしか釣れない状況が続く。私の使用したフローティングのディープダイバーでは、水量が少ないためボトムのゴミを拾ってしまう。諦めてシンキングに戻し、とあるポイントで何気なくミノーを下流側に放り込むと、ボサの奥から影が走り、いきなりミノーをひったくられた。右岸がバンクになっているポイントである。残念ながら寄せの途中でバラシ。しばらく反応が無いまま下ると、今度は中央の倒木下で軽いアタリ。小柄なアメマスが釣れた。

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さらに下り続ける。撤収ポイントが近づいた予期せぬ所で連続のバイト。この辺りの流域は人工物が多いのでカメラの電源を入れていなかった。1本目・・なんとかここらしい45cmのアメマスが釣れた。続いて2本目。相変わらずネットが役不足で、師匠にすくってもらってランディング。痩せてはいたが55cmはくらいのアメマスであった。

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さらに最上流域へ移動する。この辺りの流域はさらに細くなる。両岸のイタドリやイラクサの類が夏に向かって日に日に成長し、川に覆い被さって釣りができなくなるのだ。おそらくこの流域に入れるのは今回で最後かもしれない。

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入渓点からすぐのボサ下にフローティングミノーを流し込むと、ボサの奥から影が走り、いきなりミノーをひったくられた。35cmくらいのアメマスであった。その後釣りにならない所は高巻きを繰り返し、ロッドが出せそうな所のみを狙う。しばらく反応が無いまま下ると、今度は右岸側のバンクポイントでドスンッというアタリ。相変わらずネットが役不足であったが、右往左往しつつも何とかランディングできた。

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Fuck

最後は掛けたアメマスをランディングしようとネットを構えてリールを巻くと、スプールに草が絡まって巻けなくなってしまう。アメマスが股間の下を潜り抜け大暴れ・・。バラした挙句にミノーのフックをウェーダーに突き刺してしまう。ウェーター浸水につき、強制終了となってしまった。ド素人の極みだね・・。次回はゲスト共に訪れる予定である。なんとか型を見てもらいたいものだ。

 

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July 19, 2024

道南の本流NO2~ターゲットは遡上アメマス~

◯画像をクリックすると大きくなります。
◯釣行日 2024年6月中旬
◯YOUTUBE動画リンク 7月20日(土)17:00UP予定。

*今週末不在のため、先行UPです。

6月も中旬を過ぎた、そろそろ遡上アメマスの本隊も上流域まで遡っているのではないかと思い、道南の本流へ出掛けてきた。師匠は1日遅れで合流する予定である。初日、ゆっくりと我が家を出発。昼過ぎに現地に着いた。さて、どこの流域に入ろうか。明日、師匠と合流後に入る予定の流域は決まっているので、抜け駆けして先に入るわけにもいかない。時間の制約もあり、ロングコースの選定はできないので、釣り人が入りやすい流域ではあるが、ショートコースへ久しぶりに入ってみることに決めた。

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本日、到着時の午後の気温が26度。強烈に暑い。半袖短パンで溪に浸かりたいくらいであるが、吸血昆虫(正確には昆虫ではない)が狂喜乱舞しているこの時期、ジャケットを着ないわけにはいかない。藪の中も掻い潜るので、毛虫やドクガなどの防虫対策にフードも必要だ。この流域を選定して失敗したと思った。こんな暑い日はウェーダー越しであってもどっぷりと水に浸かり、ウェーディングしながら釣りをしたかった。この流域はウェーディングできる場所がほとんどないのである。川縁を藪漕ぎしながら移動していくしか術がない。1本バラシの後、そんなに大きくは無いが2本のアメマスが釣れた。

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2本目のアメマスを釣った頃からリールを巻くと異音がするようになった。3本目のアメマスを釣り上げ、リリース後にリールを巻くと、突然巻けなくなってしまった。1本目までは全く問題無く動いていたのに・・。水に漬けたり、ぶつけたりした覚えはない。無理やり力を入れてハンドルを回すと動くことは動くがスプールが上下していないのだ。今年3月に購入したばかりの「24 ツインパワーC3000XG」である。保証書は付いていない(ショップの店員さん曰く、ステラも含め保証書は無くなったそうだ)。でも原因がわからないので、現在メーカーにその究明と修理を依頼している。

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撤収も考えたが、どうしても流したいポイントがこの先にある。そこまで行って、撤収することにした。リールが思うように巻けず難儀したが、そのポイントでなんとか今日一のアメマスをランディングできた。その後強制終了。強烈な藪を潜り抜け、無理やり脱溪した。車に戻った時には脱水症状寸前であった。

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翌朝、リールを取り換え、合流した師匠と予定していた本流に入る。入渓後、下流側に向かってスラロームを掛けるのがセオリーであるのだが、師匠は相変わらずフローティングミノーを巧みに操り、良型のアメマスを釣り上げていた。

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瀬から深みへと続くポイントでラパラを引っ張っていると、下流側から黒い影が走りミノーに喰らいついた。上流側へ誘導しながらなんとかランディング・・。体腔のあるコンディションの良いアメマスであった。計測しなかったが50cmくらいであろうか。長さよりも太さが際立っていた。良型はこの1本だけであったが、姿が見られて良かった。

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月半ばになってもこの流域の魚影はそんなに濃くは無い。それでも全く居ないというわけではなく、流域によって魚影の濃さにムラがあるようだ。釣り人も全く入っていないとは思えないが、遡上アメマスの本隊はまだ下に居るのかもしれない。これからもチャンスがあれば通ってみたい。

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July 13, 2024

新緑の西別川釣行 DAY2~バイガモ棲息 境界線の流域を彷徨う~

◯画像をクリックすると大きくなります。
◯釣行日 2024年6月上旬
◯YOUTUBE動画リンク  https://youtu.be/-wF8BVhIqrQ

西別川遠征2日目、当初の予定よりも早く到着した師匠と午後から河畔で合流する。翌日は午前中に潮干狩り、午後からは西別川に戻って釣りを予定していて忙しいので、本日は計画通りウド、ワラビ採りを先に行うことにした。ワラビ採りのYouTube動画は配信済みである。ワラビ採りを終えて夕刻、あまり時間が無かったが、私が昨日入った流域に潜り込むことにした。この流域はショートコースなので2時間くらいの時間が確保できれば、走破可能な距離である。

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昨日の夕刻、足早ではあったが私が一度流した流域で、トラウトのプレッシャーは高くなっているのは必然である。しかし流石は師匠だ。型はそんなに大きくは無かったが、バイガモとバイガモの間にうまくミノーを流し、コンスタントにアメマス・イワナを釣り上げていった。流れの際にあった倒木下にミノーを送り込み、40cmくらいのアメマスを引き摺り出す。遡上か居付きかは判別できなかったが、白斑の綺麗なアメマスであった。

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3日目、予定通り朝に尾岱沼まで移動し、午前中は潮干狩りを楽しんだ。私は潮干狩りは初めてであったが、師匠のおかげで貴重で楽しい経験ができた。潮干狩りのYouTube動画も配信済みである。午後から西別川に向かう。実に忙しい。師匠と上流域を目指した。車が2台あるので入渓、脱渓に1台ずつデポしておく。時間に余裕が無いので、早速入渓ポイントに向かい、2人で足早に交互にポイントを探りながらスラロームを掛ける。数キャスト目に流れを逆引きしたミノーに黒い影が追う。次の瞬間小気味の良いバイトがある。小振りのアメマスが喰らいついた。その後も散発ながらアメマスやイワナからのコンタクトはあるが、釣果は型、数ともに伸びない。入りやすい流域なので、直前に釣り人が入ったのかもしれない。河岸は草が倒れ、釣り人が歩いたと思われる道がしっかりとできていた。極めて渋い状況が続いた。

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上流域は川面全体にバイガモが漂っている、昔ながらの美しい面影を見られるのはこの辺りだけである。牧場横から下の流域で釣りをしていると牛の糞尿の匂いがずっと漂っている。牧場からの牛の糞尿や土砂の流出については行政も気にしているようだが、明確な改善策は打ち出されていないのが現状らしい。今年も残念ながら遡上ものの姿は皆無であった。やっぱり、年々数も型も少なく小さくなっているという感は否めない。ここ数年ニジマスも大きいのは釣れていない。私がニジマスを釣り、Wヒットで師匠がイワナを釣ったが、師匠のイワナの方が大きかった。

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上流域は流されるような危険個所も少なく、比較的安心して釣りができるから釣り人も以前に比べると多くなっているようだ。この流域までアメマスが遡っていないのなら下流域へ迎えに行きたいところだが、一昔前によく入渓していた西春別界隈のポイントは、濁りがひどくて今ではもう入る気は起こらない。観山橋の辺りでさえも既に強烈に濁っている。中流域でも往年のバイガモ漂う、澄んだ西別川への復活を切に願っているのは私だけではないだろう。

 

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July 03, 2024

新緑の西別川釣行 DAY1

◯画像をクリックすると大きくなります。
◯釣行日 2024年6月上旬
◯YOUTUBE動画リンク  https://youtu.be/pHoCrWbQjXM

*今週末不在なので、先行UPです。

毎年恒例の新緑の時期の釣り、西別川へ師匠とともに出掛けてきた。師匠は所要のため私よりも1日遅く現地入りするこになった。今回の西別川釣行は尾岱沼前浜の潮干狩り(あさり採り)やワラビやウドの山菜採りを組み込んだため、慌ただしい日程となった。初日は基本的に移動日である。夕刻に時間があれば短い流域を探り、翌日は師匠と合流するまでは単独の釣り。翌々日午前中は尾岱沼で潮干狩り。午後からは師匠と西別川に戻って釣りをするという計画を立てた。

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私が西別川で初めて釣りをしたのは小学生の頃だから、今から50年以上前である。その頃から私にとって西別川は憧憬のフィールドであった。師匠と初めて釣りをしたのも西別川である。今から25年くらい前になるだろうか・・。細かい経緯は何度もBLOGの方に記したので詳細は省くが、インターネットが全盛となる前のニフティーパソコン通信時代に出会った一人が、その当時釧路在住であった師匠なのである。パソコン通信というのはSNSの元祖である。その頃の私はヤマメオンリーの餌釣り師であった。その私にルアー釣りの面白さを教えてくれたのが師匠である。残念ながら西別川の景観は、現在では大きく様変わりしてしまった。その当時のバイガモ溢れる流れを維持しているのは上流域のわずかな区間だけとなってしまった。

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初日、夕刻に虹別に到着する。15時を回っている時間であまり時間は無い。このまま宿に向かっても良かったのだけど、それも味気ないのでちょっとだけ短い流域を探ってみることにした。残念ながら大場所では反応が無かったが、バイガモとバイガモの間の深みを丁寧に流すと元気の良いイワナがミノーに飛びついてくれた。その日はそれで終了となった。

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以前は西春別あたりの中流域に入っていたのだが、当時はこの中流域でもバイガモの姿が多く見られた。10年くらい前からこの中流域の濁りがひどくなっていった。雨の影響ではなく、近くの牧場や牧草地、畑から流れ込む牛の糞尿・土砂の所為であろうと言われている。自治体も牧場等への指導はしているらしいが、あまり改善されていないと聞く。今では、観山橋辺りから下流でも、ウェーディングで釣り下る度胸は私には無い。翌日も虹別橋から上流に入った。相変わらず釣果はパッとしない。沸くように居たイワナの姿が全然見えない。川岸に通路のように釣り人が歩いた跡があるので、釣り人も多いのだろうが、ここぞというポイント出てないのはやはり寂しい。忘れた頃にぽつぽつと釣れるといった感じあった。

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ボーズは無いが、ここ数年釣れる型も数も小さく少なくなったような気がする。数年前から遡上アメマスがなかなか釣れない。居ても数はかなり少ないと思われる。それでも幼少の頃からの憧れの川西別川の環境が少しでも良くなることを願わずにはいられない。

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バイガモの花がハシリであったが咲いていた。バイガモ溢れる湧き水のスプリングクリーク西別川・・。昔と景観が変わらないのは最上流域のみというのも寂しい。翌日は合流した師匠ともう少し長い流域を彷徨う予定である。

DAY2へと続く。

 

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June 29, 2024

道南の小渓流~ターゲットはランカーニジマス~

◯画像をクリックすると大きくなります。
◯釣行日 2024年6月上旬
◯YOUTUBE動画リンク https://youtu.be/b1Q_lKIixzI

道南釣行2日目。まだ時期的に早いと思ったが、道南の小渓流へ出掛けてきた。ここは、遡上アメマスの他にランカーニジマスも期待ができるフィールドである。昨年ももっと遅い時期ではあったが、運良く60近いニジマスをランドしている。メインは遡上アメマスであるが、まだこの流域までは遡ってきていないだろう。とりあえず調査目的で入渓してみることにした。

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予想通り、入渓してしばらくは居付きのイワナしか釣れなかった。しかし、ポイントごとに反応があるのは楽しい。このフィールド、かなり大きいニジマスも棲息しているようで、イワナの棲息環境が気掛かりであったが、今年も元気な姿が見られて良かった。

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入渓点から100mくらい下ったところで、左岸側のボサ下に目が止まる。何気なくミノーを下流側に放り込むと、ボサの奥から影が走り、いきなりミノーをひったくられた。左岸がバンクになっているポイントである。残念ながらランディング間際にバラシ・・。寄せの途中で白斑が見えた。この早い時期に大型のアメマスも遡っていることがわかり、以降期待しながらポイントを探っていった。しばらく反応が無いまま下ると、今度は右岸側のバンクポイントでドスンッというアタリ。相変わらずネットが役不足であったが、右往左往しつつも何とかランディングできた。痩せてはいたが60cmは超えているアメマスであった。

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さらに下り続ける。夕刻まで粘ったが、その後は小振りなアメマスと小ニジしか釣れなかった。この日はこれにてタイムリミット。撤収することにする。

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翌朝、前夜に合流した師匠と前日の午後に入った流域を再び探ってみた。入渓後、下流側に向かってスラロームを掛けるのがセオリーであるのだが、師匠は早速フローティングミノーを巧みに操り、良型のアメマスを釣り上げていた。

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瀬から深みへと続くポイントでラパラを引っ張っていると、下流側から黒い影が走りミノーに喰らいついた。流れが速く寄せるのが大変であったが、土手を降りてなんとかランディング・・。体腔のあるコンディションの良いニジマスであった。計測しなかったが45cmくらいであろうか。長さよりも太さが際立っていた。ヒットシーンを師匠が撮っていてくれたので、動画で活用させていただく。昨年に引き続き、大型のニジマスに出会えて良かった。

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まだハシリであるらしく、この流域の魚影はそんなに濃くは無い。それでも全く居ないというわけではなく、居る所には居るが、居ない所には全く居ないという感じで、ポイントによって魚影の濃さにムラがあった。

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過去にはこんな早い時期に入渓したことは無かったが、師匠とのWヒットなどがあり楽しい釣行となった。遡上アメマスの本隊はまだ下に居るはずである。このフィールドはこれからが本番であると思うので今後の楽しみとしたい。

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June 22, 2024

道南の本流で遡上アメマスを狙う

◯画像をクリックすると大きくなります。
◯釣行日 2023年6月上旬
◯YOUTUBE動画リンク  https://youtu.be/8G9GOvi1sl4

師匠と大沼で合流する。しかし、風向きが変わった昨日の午後同様、全くアメマスからの反応は得られなかった。完全にアメマスの群れはどこかに行ってしまったようだ。それで、師匠と相談の結果、場所を大きく移動して、アメマスの溪へ訪れることにした。まだ時期的には早いと思ったが、この時期にその溪に入ったことが無いので、調査釣行ということでアタックすることにしたのである。

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しばらくは、居付きのイワナばかりでアメマスは釣れなかった。釣り人が入った形跡は無かったが、例年なら必ずアメマスからのコンタクトがあるポイントにアメマスは付いていなかった。撤収も考えたが、ここまで下って無理やり脱溪するのも大変である。とりあえず、予定していた脱渓点までは下ることを決めた。

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倒木が入り組んでいる下流側でアメマスがチェイスしてくるのが見えた。しかし、なかなかバイトに持ち込めなかった。同じアメマスなのか違うアメマスなのかははっきりしなかったが、ミノーをキャストする度に必ず反応がある。隣で師匠から激が入る。でもフッキングしない・・。師匠は複数本のアメマスの追いを確認できたとおっしゃっていたので、何本かの群れで定位していたのかもしれない。何度もキャストを繰り返し、やっとバイトさせることができた。40cmくらいのアメマスであったが、師匠がそのやり取りをカメラに収めてくれていたので、動画では活用させていただいた。

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1本釣れたところで、この流域までアメマスが遡っていることを確信し、スラロームを続ける。釣り人さえ入っていなければ、毎回ランカーサイズのアメマスが群れで定位しているポイントにたどり着く。このポイントで師匠に続き私もバラシ・・。大場所である。同じアメマスが師匠に続いて私のミノーに喰らいついてくることはあり得ないので、ここにも数本のアメマスが定位していたと思われる。

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相変わらず、流域によってアメマス居る居ないにバラつきあったが、ここぞというポイントでは反応があると嬉しい。私は連続バラシの後で待望の2本目。師匠はフローティングミノーの特徴をフルに生かして良いサイズのアメマスを釣り上げていた。

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私にも最大のチャンスが訪れる。瀬から続く深みにラパラを流し込むとズシンという重いアタリがある。それからが大変であった。1.2号のPEがドラグの滑りと共に強烈に引き出される。ブレークするのではないかと冷や冷やであったが、なんとか寄せる。52cmの砲弾アメマスであった。この時期にこの流域に入ったのは初めてであるが、ファーストラン(産卵遡上群)は大型の群れが多く、移動が早くて一気に上流域まで遡るのだと再認識させられた釣行であった。

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June 15, 2024

大沼

◯画像をクリックすると大きくなります。
◯釣行日 2024年5月下旬
◯YOUTUBE動画リンク https://youtu.be/lilhfoudLfs

春から初夏にかけての止水巡りも阿寒湖がゴールデンウィークの例の事故で中止となり、然別湖、そしていよいよ最後の大沼でファイナルを迎えることになった。道央・道南では、6月1日からヤマメが解禁となり、どこかのタイミングで山岳渓流に潜り込むことを画策しているけれど、ヒグマが怖くてなかなか足が向かない状態が続いている。今年も七飯のキャンプ場のバンガローをベースに、3泊4日の行程で大沼の釣行計画を立てた。3日目には師匠と合流予定である。

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初日はほぼ移動日。キャンプ場のチェックインを済ませてから夕刻に大沼に向かう。既に午後の3時を回っている時間であった。全く反応が得られないまま2時間が経過。そろそろ撤収を考え始めた時に55cmくらいのアメマスが突然釣れた。突然という言葉に相応しい出方であった。ピックアップ間際でバイトしてきたのだけど、ルアーを追ってきて手前で喰ったいう感じでは無かった。私の立っていた目の前2mの所にこいつ・・最初から居たんではないかな?そんな感じであった。その後反応無し。1本というのもなんだか・・。少なくとも群れでは無いようだ。辺りが薄暗くなってきたので初日の釣りは終了することした。

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大沼の釣りは、回遊を待つというスタイルは定番であるが、過去の釣りでは1時間以上ロッドを振り続けてもチェイスさえ確認できないことが多かった。自称山岳渓流師の私には耐えられなかった。長時間全くトラウトからのコンタクトが無い状態が続くと、モチベーションを維持するのが難しいのである。昨年は運良く過去8年間の中で一番大きな群れに遭遇し楽しい釣りができた。今回はちょっと時期的には昨年よりは早いが、ほぼ同じ頃合いである。2日目はキャンプ場で朝食後にアタックすることにした。この日は湖面に向かって右から左に強めの風が吹いていた。本日は昨日と違って一投目からそのエリア一帯、何らかの気配を感じていた。その予感は的中し、釣りを始めて間もない時間にアメマスから連続してコンタクトが得られた。

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最初は5gから14gのスプーンをローテーションしながら沖に放り投げ、なるべくスローでリトリーブで引っ張っていた。沖の水深は5mくらいで、底は砂地であるらしく、スプーンを着底させても根掛かりがすることは無い。しかし手前までくると大岩がゴロゴロと堆積していて、油断してスプーンを落とし込むと岩に引っかかってしまう。今回は、沖よりも比較的手前でのヒットが多かったような気がする。

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スプーンの反応が悪くなるとジグに切り替えた。ジグの方が反応が良い。やはりここのアメマスのベイトは基本的にワカサギなのであろう。だからワカサギをイミテートしたジグは効果的であったようだ。

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サイズは小さいのも釣れたが、この時点で50upも2本出ている。アベレージは45cmくらいである。昨年の方が数は釣れたが、サイズは今年の方が良かったと思う。

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お昼に近い時間に今日一のアメマスが掛かる。凄まじいパワーとトルクであった。寄せても私の周囲をぐるぐると走り回り、なかなかランディングネットに収まってくれない。やっとランディング・・。ネットから飛び出しそうになるので急いで水際に運び計測。60cmにわずかに足りず59cmのアメマスであった。まさに大沼の砲弾である。この一本で十分満足できた。お昼を挟んで午後から再び大沼へ戻る。風向きが変わった。午前中は湖面に向かって右から左に吹いていたのに逆向きになっていた。嫌な予感がした・・。その予感は見事に的中してしまい、全くアメマスからのコンタクトが無くなってしまったのである。群れがどこかに行ってしまったようだ。昨年は3日間、同じ所に定位していたのに・・。まあ、昨年が特別でこれがいつもの大沼の釣りである。

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お馴染みの白ピンクスプーン5gでの一本であった。

翌日、午前に合流した師匠と一緒に大沼でロッドを振る。風向きが昨日の午後と同じ。昨日の午後同様、全く反応が無い。やっぱり昨日の午前中の群れは、どこかに行ってしまったようだ。師匠と相談の結果、大沼は諦め大きく釣り場を移動することにした。

PS
レックボタンを押すと15秒前、30秒前から録画できる『HIND SIGHT』の設定がOFFになっているのに気付かず、大沼、道南の本流、小渓流3つのフィールドの釣行動画がヒット後のシーンばかりになってしまいました。YouTube動画を視ていただいている皆様には大変申し訳ありません。ご了承願います。

 

 

 

 

 

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June 05, 2024

然別湖 DAY2

◯画像をクリックすると大きくなります。
◯釣行日 2024年5月下旬
◯YOUTUBE動画リンク  https://youtu.be/AUmZcc6qYCo

◯今週末も遠征予定なので早めのupです。

前泊の鹿追の宿から然別湖までの所要時間は車でゆっくり走って30分。今年から釣りは7時スタートなので、準備や受付の時間も考慮に入れると6時には到着したい。朝5時に起床し洗顔していると、同じ宿に泊まっていた数組の客も、5時過ぎにはバタバタと宿の階段を降り、車に乗り込んで出かけたようだ。昨日の夕食時も釣りの話で盛り上がっていた様だから、おそらく私たちと同様、本日然別湖での釣りを予定しているのだろう。私と師匠も宿を5時半に出発し、然別湖へと向かう。

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天気予報は雨。現在はまだ降っていないが、本日は確実に雨に当たりそうだ。然別湖の特別解禁は朝7時スタートに今年からレギュレーションが変更になった。以前にも記したが、陽の長いこの時期、山間部でも4時には完全に陽が上がっているので朝マヅメの時間帯を狙ってみたいが、管理運営するスタッフの負担も考えると仕方がないところであろう。6時半ごろから釣り人を集めて、スタッフからレギュレーション等についての説明やポイントの紹介、基本的な釣り方などを釣り客にレクチャーするガイダンスが開催される。私たちも参加したが、初めて然別湖を訪れた人にとってはありがたい企画であると思う。

7時前にはボートに乗って湖上で開始の合図を待つ。7時の号令とともに釣り師たちは一斉に思い思いのポイントにボートを漕ぎ出していく。音更湾のポイントまで、有料(1000円)でボートで曳航してくれるサービスもある。ボートを漕ぐ体力の無い人や一早く目指すポイントに駆けつけたい人にはありがたいサービスなのだろう。私は、ハーリング(ボートの推進力を使ってルアーを引っ張る釣法)での釣りもここでは楽しみにしているので利用したことは無い。

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ハーリングを開始して湖のど真ん中を進んでいくと本日初のミヤベイワナが釣れた。さらにもう1本追加。昨日は風が強すぎてハーリングをしてアタリがあってもラインがたわんで合わせが遅れ、バラシが多かった。本日は問題は無さそうである。

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然別湖釣りでは、毎年私が真っ先に向かうお気に入りのポイントがある。それは「イワナ岬」から「音更湾北岸」のエリアである。昨日は強風のため、エリア制限が掛けられ、ここに行くことはできなかったが今日はOKである。風向きにもよるが、境界線中央からこの辺りをハーリングを掛けたり、反応があった所ではボートを停めて、キャストの釣りをしたりしながらミヤベイワナの小気味よいアタリを楽しんでいた。しかし今回は音更湾北岸の反応がいまいちで良くなかった。逆に南岸エリアや境界線界隈の方が魚影が濃いようだ。解禁当初は比較的水深の浅い所を回遊しているので、湖のど真ん中でも反応があった。

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解禁当初は、どのポイントでも好調に釣れる。ミヤベは湖岸近くでも釣れたが、一番反応が良かったのは境界線から離れた湖のど真ん中である。ハーリングを掛けて反応があった所でボートを停め、キャスティングで釣るといった感じて数を伸ばしていった。

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休憩がてら音更湾の奥に上陸した。そこでキャストを繰り返していると40cmに近い良型のミヤベイワナが連続でヒットした。

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前日は風が強くてボートがかなり流されたが、本日は断続的に雨は降り続いたが風は弱く穏やかな1日であった。珍しくミヤベイワナオンリーで、サクラマスやニジマスは釣れなかった。それでもミヤベイワナは40cmには届かなかったが30cm後半のサイズは10本以上、トータルで25本くらい釣れたのではないだろうか。本日中に我が家に帰るため、定刻よりも早めに船着き場に戻った。初日は風が強くて大変であったが、2日目は霧が薄っすらと立ち込める幻想的な景観の中、のんびりと然別湖の釣りを満喫できた。

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